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わきあいあいキッズルーム仏生山

病児保育だより*わきあいあい*~子どもの花粉症~


香川県の感染症発生状況(2023年2月27日~3月5日)
※県内小児科医院からの法廷届け出疾病 

▼今週のわきあいあいキッズルーム仏生山のお預かりしたお子さんの症状(3月13日-3月17日)

⚪急性上気道炎
⚪発熱
⚪インフルエンザA型
⚪アデノウイルス感染症

▼今週利されたお子さんの各園で流行っている病気は、

⚪インフルエンザ
⚪急性上気道炎

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わきあいあいキッズルーム仏生山だより part15

~子どもの花粉症~

2~3歳で花粉症にかかるお子さんがめずらしくなくなりました。10才以下で花粉症になる子は花粉への感受性が高いので、大人になってからアレルギーになった人よりアレルギーが重いといえます。治療しないままでいると成長とともに重症化するリスクが高く、ほかのアレルギーの病気にもかかりやすいということです。
スギ花粉症の舌下免疫療法などアレルギーの根本治療法の保険診療も始まり、お子さんのために有効な耳鼻科治療の可能性が増えました。好きなことや勉強に思い存分取り組めるように適切な治療をしてあげましょう。

~子どもならではの症状の特徴~

1、症状の出方があいまい
  くしゃみ、鼻水のような典型的な症状ではなく、鼻をすするとか、鼻づまりだけとか、目や鼻をかゆがったりするなど症状があいまいです。
2、ほかの病気も起こしやすい
 花粉症が滲出性中耳炎(喉や鼻の病気が慢性化して中耳に滲出液がたまる。難聴を招くことがある)、副鼻腔炎、中耳炎の引き金になったり、それらの治りを悪くすることがあります。
3、自然治癒しない
 食物アレルギーなどと違って、成長とともに治るということは期待できません。

~薬と吸引・吸入で症状をコントロール~

1、抗アレルギー薬を服用
  安全性も確認された小さいうちから使える抗アレルギー薬が出ています。赤ちゃんにも飲みやすいシロップ、ドライシロップやチュアブルなどの剤型もあります。 症状が出る前から薬を飲み始める初期治療が大切なのは大人の花粉症と同じです。長く薬を飲ませるのが心配という方が多いのですが、ひどくなると強い薬も必要になります。症状がひどくならないようにしましょう。
2、こまめに吸引や吸入。マスクを着ける
  ふだんからこまめに耳鼻科で吸引や吸入を受け、鼻粘膜の状態をよくしておきます。嫌がってもマスクを。
3、レーザー治療
7~8才になるとレーザー治療もできます(保険適応)。鼻粘膜のひだにレーザー光線を照射して意図的に日焼けのようにあとをつくる外科的療法です。粘膜を焼き縮めるので鼻の空間が増えたり、鼻水を出す腺の働きを弱めるので、鼻づまりや鼻水が緩和されます。副作用がないこともメリットです。
4、舌下免疫療法
※シダキュア (薬剤)の処方開始により5歳から舌下免疫療法可能となりました。花粉症の根治療法にもなり得る「舌下免疫療法」ができるようになります(保険適応)。 薬剤(シダキュア)を1日1回飲むことで、アレルゲンを体に慣らし、アレルギー症状を改善します。スタート適期は6~11月で、1か月に1度の受診が必要となります。



~~~来週に続く~~~


【香川県新型コロナウイルス感染症感染拡大防止対策期】
◎手洗い・手指消毒、咳エチケット、こまめな換気等の感染症対策を徹底しましょう。
◎「大人数・長時間の飲食」、「マスクなしでの会話」等、感染リスクの高い行動は避けましょう。飲食店等は、感染対策の徹底されている店を少人数で利用しましょう。
◎混雑する場所への外出は控えましょう。

インフルエンザの報告が増加しています。咳エチケットや石けんと流水による手洗いを心がけましょう。
○感染性胃腸炎(ウイルス)の報告が続いています。
調理や食事の前、トイレの後には、こまめな手洗いをこころがけましょう。食品は十分に加熱し、調理器具は清潔に保ちましょう。

感染症発生状況9週(2023年2月27日~3月5日)へのリンク

香川県感染症週報・月報はこちら

▼当院での各種ウイルス・細菌検査について
当院では新型コロナウイルス、インフルエンザ、アデノ、RS、マイコプラズマ等各種ウイルスや細菌を高い精度での診断を可能にする高感度感染症迅速診断システム クイック チェイサー Immuno ReaderⅡ​を導入しています。
最新機器による高感度検査法で、早期発見・治療を行うことが期待できます。


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わき外科・内科クリニック 3F 
病児保育室 わきあいあいキッズルーム仏生山
高松市仏生山町甲460-8

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