病児保育だより*わきあいあい*~免疫力を高めよう~
香川県の感染症発生状況(2023年1月30日~2月5日)
※県内小児科医院からの法廷届け出疾病
▼今週のわきあいあいキッズルーム仏生山のお預かりしたお子さんの症状(2月13日-2月17日)
⚪急性上気道炎
⚪発熱
⚪インフルエンザA型
⚪嘔吐症
▼今週利されたお子さんの各園で流行っている病気は、
⚪胃腸炎
⚪コロナウイルス
⚪インフルエンザ
⚪急性上気道炎
⚪嘔吐下痢症
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わきあいあいキッズルーム仏生山だより part11
~免疫力を高める食べ物とは?~
★風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルスといった感染症を完全に予防することはできないものの、食生活を整えて免疫力を高めることである程度防ぐことは可能です。病気から子どもを守るために食事で気をつけたいポイントと、おすすめの食材をご紹介します。
▼子どもの食事で気をつけたいポイント
子どもの免疫力を高めるには、体内の免疫細胞を活性化させることが大切です。人間の免疫細胞の約6~7割は腸内に生息しているため、腸内環境を整える働きをする食事を用意するのがおすすめです。
腸内環境を整える栄養素として、食物繊維があります。食物繊維は腸内の善玉菌のエサになる栄養素で、腸内環境を整える働きがあります。食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がありますが、善玉菌を増やすためには水溶性食物繊維を積極的に摂るのがポイントです。
また、発酵食品も腸内環境を整える働きがあります。発酵食品には、乳酸菌をはじめとする善玉菌が豊富に含まれています。
ただし、上記の食材さえ摂っていればよい、というわけではありません。さまざまな食材をバランスよく食べることも、免疫力を高める上で大切です。体を作るのに欠かせないタンパク質や体の抵抗力を高めるビタミン、ミネラルなども摂れる食事を用意しましょう。
★免疫力アップにおすすめの食材
●緑黄色野菜
ブロッコリーやミニトマト、にんじん、かぼちゃといった緑黄色野菜には、ビタミンA、C、Eはもちろん、食物繊維も豊富に含まれています。子どもが食べやすいよう、野菜は小さくカットしましょう。
●きのこ
きのこには食物繊維のひとつであるβ-グルカンが含まれています。β-グルカンは、腸内の免疫細胞に直接作用し、活性化させる働きがあります。
●ヨーグルト
ヨーグルトには乳酸菌が豊富に含まれており、腸内環境を整えるのに役立ちます。
●オリゴ糖が豊富な食材
オリゴ糖は、乳酸菌などの善玉菌を増やす働きを持つ栄養素です。玉ねぎやごぼう、バナナ、大豆などに豊富に含まれています。
▼食事以外で気をつけたいこと
免疫力を高める食生活を心がけていても、室内にこもる生活が続いてストレスがたまったり、運動不足や睡眠不足になったりしていれば免疫力は下がります。散歩や広い公園での外遊びなど、思いっきり体を動かす時間を作ってぐっすりと眠れるよう、生活リズムを整えてあげることも大切です。
~~~来週に続く~~~
【香川県新型コロナウイルス感染症感染拡大防止対策期】
◎手洗い・手指消毒、咳エチケット、こまめな換気等の感染症対策を徹底しましょう。
◎「大人数・長時間の飲食」、「マスクなしでの会話」等、感染リスクの高い行動は避けましょう。飲食店等は、感染対策の徹底されている店を少人数で利用しましょう。
◎混雑する場所への外出は控えましょう。
○ インフルエンザの報告が増加しています。咳エチケットや石けんと流水による手洗いを心がけましょう。
○感染性胃腸炎(ウイルス)の報告が続いています。
調理や食事の前、トイレの後には、こまめな手洗いをこころがけましょう。食品は十分に加熱し、調理器具は清潔に保ちましょう。
感染症発生状況5週(2023年1月30日~2月5日)へのリンク
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▼当院での各種ウイルス・細菌検査について
当院では新型コロナウイルス、インフルエンザ、アデノ、RS、マイコプラズマ等各種ウイルスや細菌を高い精度での診断を可能にする高感度感染症迅速診断システム クイック チェイサー Immuno ReaderⅡを導入しています。
最新機器による高感度検査法で、早期発見・治療を行うことが期待できます。
ご不明点等ございましたら、下記までお気軽にお問い合わせください♪
わき外科・内科クリニック 3F
病児保育室 わきあいあいキッズルーム仏生山
高松市仏生山町甲460-8