病児保育だより*わきあいあい*~子どもの紫外線対策について①~
香川県の感染症発生状況(2023年6月5日~6月11日)
※県内小児科医院からの法廷届け出疾病
▼今週のわきあいあいキッズルーム仏生山のお預かりしたお子さんの症状(6月19日-6月23日)
○急性上気道炎
○急性気管支炎
○発熱
○ヘルパンギーナ
○急性咽頭炎
○手足口病
○急性咽頭炎
▼今週利されたお子さんの各園で流行っている病気は、
○急性上気道炎
○RSウイルス感染症
○ヘルパンギーナ、、、でした。
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保育所・幼稚園での集団生活における紫外線対策について
皮膚が過剰な紫外線に曝露されると健康にさまざまな悪影響が生じます。子どもの時から適切な紫外線対策を行うことは美容目的だけでなく、生涯にわたり健やかな肌を保つために大切な生活習慣の一つです。
1.屋外活動
1)時間を工夫する
紫外線は、1 日のうちでは早朝や夕方は非常に弱く、10 時から 14 時の間が強くなります。紫外線の強さを表す UV インデックス *を参考にして、屋外活動はなるべく紫外線の弱い時間帯に行い、強い時間帯には紫外線対策をきちんと行いましょう。また、紫外線は 1 年の中では 4 月から 9 月に強くなります。一方、皮膚は夏から秋にかけて色素を増して角層(皮膚の最外層)も厚くなるので、同じ強さの紫外線でも春より秋の方が紫外線に対する抵抗力が強くなります。長時間にわたって、紫外線を浴びるような屋外活動は、これらの時間帯や季節を考慮しながら行いましょう。
*UV インデックス:紫外線が人体に及ぼす影響の度合いをわかりやすく示すために、紫外線の強さを指標化したもの。気象庁では UV インデックスを用いた紫外線情報を提供している。
2)場所を工夫する
日陰は日向の約 50%に紫外線が減るので、テントやパラソル、よしず等を積極的に利用しましょう。曇りでも晴天の約 80%の紫外線が出ているので対策は必要です。
3)帽子、服で覆う
帽子のつばが 7 センチあれば約 60%の紫外線をカットできるので、なるべく被るようにしましょう。七分袖や襟付きのように体を覆う部分の多い服のほうが紫外線から肌を守ることができます。生地の色は濃い色のほうが紫外線を吸収しますが、熱中症を防ぐためには、白か淡い色のもので、織目や編目がしっかりした木綿かポリエステル・木綿の混紡素材のものを選ぶと良いでしょう。
4)サンスクリーン剤を上手に使う
サンスクリーン剤の強さを示す SPF と紫外線防御能は直線的には比例せず、SPF 15 以上であれば集団生活における紫外線対策としては十分です。ただし、たっぷりと均一に塗らないと期待通りの効果は得られません(塗る量は顔ではクリームならパール粒大(7~8 ㎜大)、液なら1円玉大を手のひらに取って塗り伸ばし、同じ量でもう一度重ね塗りしてください。耳介、首、胸元、背中、腕や手背なども塗り忘れや塗りむらがないように塗ってください)。屋外活動の 15 分前までに塗ると肌になじんで青白さが目立たなくなります。また、時間とともに、効力が弱くなったり、汗で流れたりもするので、2、3 時間ごとに重ね塗りするとより効果的です。
~~来週に続く~~
○感染性胃腸炎(ウイルス)の報告が続いています。
調理や食事の前、トイレの後には、こまめな手洗いをこころがけましょう。食品は十分に加熱し、調理器具は清潔に保ちましょう。
○ ヘルパンギーナの報告が増加しています。うがいや手指の消毒を心がけましょう。
感染症発生状況23週(2023年6月5日~6月11日)へのリンク
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▼当院での各種ウイルス・細菌検査について
当院では新型コロナウイルス、インフルエンザ、アデノ、RS、マイコプラズマ等各種ウイルスや細菌を高い精度での診断を可能にする高感度感染症迅速診断システム クイック チェイサー Immuno ReaderⅡを導入しています。
最新機器による高感度検査法で、早期発見・治療を行うことが期待できます。
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