気管支ぜん息とは
気管支喘息は、空気の通り道である気道に慢性的な炎症が起きる病気です。この炎症により気道が敏感になり、健康な人では問題にならないホコリやタバコの煙、ストレスなどの軽い刺激でも発作を起こしてしまいます。
発作時には気道が急激に狭くなり、粘液の分泌も増えるため呼吸が困難になります。特に夜間や早朝に症状が現れやすく、睡眠が妨げられることもあります。季節の変化や運動、感染症がきっかけとなることが多いため、日常生活でも注意が必要です。
しかし、気管支喘息は適切な治療を続けることで症状をしっかりとコントロールでき、普通の生活を送ることができる病気です。医師と相談しながら、自分に合った治療法を見つけることが大切です。
検査・診断・治療の流れ
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1
- 聴診
- 胸の音を確認し、呼吸音の異常がないかチェックします。

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2
- 血液検査
- ダニ、花粉、カビなどの特定のアレルゲンに対する反応を調べます。

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3
- 呼気中一酸化窒素濃度測定
- 気道炎症の程度を客観的に評価します。値が高いほど気道の炎症が強いことを示します。

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4
- 肺機能検査
- スパイロメトリーという検査で、肺活量や1秒間に吐き出せる空気の量を測定します。

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5
- 治療
- 喘息と診断されたら、吸入ステロイド薬で治療します。

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6
- 月に1回の通院
- 症状の程度に応じて、段階的に薬を調整します。












